ふくしまの張り子

■開催日時

  • 開始:2023/07/08 (土曜日) 9:00〜17:00(最終入館16:30)~
  • 終了:2023/09/24 (日曜日)

■場所

  • とみおかアーカイブ・ミュージアム

■周辺MAP

■企画展「ふくしまの張り子」について

張り子は、古くから全国各地で作られ親しまれてきた郷土玩具。「木型に紙を張り重ねて作る」という共通点はありますが、地域によって題材も大きさも異なります。
商売繁盛や家内安全など願いを込めた「だるま」。干支や天神様、恵比寿・大黒などをかたどった人形。狐やひょっとこ、毘沙門天のお面など、込められた思いや姿形は様々です。
今回は、福島県ないで受け継がれてきた張り子を集めました。
福島県は浜通り、中通り、会津地方に大別されるように生活圏・共通文化圏が異なります。どうやら張り子も、文化圏ごとに似ている特徴や地域ごとの独自性がありそうです。
浜・中・会津の張り子人形、だるまを見比べ、地域の文化や特色によって生まれる違いをお楽しみください。

■富岡町と張り子

富岡町では、かつて「富岡張り子」が作られていました。
富岡張り子のうちの一つ、「富岡だるま」はやや細身で顔が面長、顔のふちどりが青く化粧が美しいのが特徴です。
三春工人の技術を学んだという伝承から、「富岡だるま」は三春系統に属するとされています。
少なくとも120年の歴史があった「富岡張り子」ですが、残念ながら昭和60年代に廃絶してしまいました。
同じように後継者の減少などの理由で廃絶した張り子も少なくありません。
地域文化を後世へと残していくため、本企画展を通して張り子の魅力をお伝えしたいと思います。
参考「富岡町史」(富岡町教育委員会、1987年)

■問い合わせ先

連絡先名 とみおかアーカイブ・ミュージアム
電話番号 0240-25-8644
受付時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)